退職の週は荷物が多くて、保険の話がいちばんあと回しになりがちです。あと回しにすると無保険の週ができます。病院に行く予定がなくても、空白は高いです。退職全体の順番は 退職後にやること完全ガイド です。配偶者の被扶養者を外れる週も、空白の作り方は同じです。離婚の届出の順番は 離婚したあとにやること完全ガイド です。この記事では、保険の3択だけを短く整理します。

3択を期限と保険料で並べる

選択肢 向くとき 引っかかり
任意継続 今の保険をしばらく維持したい 申請期限が短い
国民健康保険 市区町村で入り直す 所得で保険料が動く
家族の被扶養者 収入要件を満たす 保険者の審査がある

順番は次のとおりがおすすめです。

  1. 退職日を確定して、任意継続の申請期限をカレンダーに書く
  2. 役所の国保料を、所得と世帯人数で試算する
  3. 配偶者の健保組合に、扶養に入れるかを聞く
  4. 月額だけでなく、窓口負担や付加給付も見る

任意継続は「今の保険料のまま」だと思い込むと失敗しやすいです。退職後は会社負担がなくなり、自分持ちの計算になることがあります。国保は前年所得で跳ねることがあり、退職した年の感覚とズレます。社会保険の扶養は、失業給付など一時的な収入の扱いが保険者で違うので、口頭の「大丈夫だと思う」は使わないのがおすすめです。

協会けんぽの任意継続案内と、住んでいる市区町村の国保ページ。この2つを印刷して、数字を横に並べると終わりやすいです。国民年金と厚生年金の号も、退職の週に一緒に確認しておくと安心です。

任意継続の期限と保険料の見え方

任意継続の申請期限は、退職日の翌日から20日以内、という案内がよく出ます。土日をまたぐと短いです。退職願を出した時点で、健保の担当に「任意継続の書類はどこ」と聞いておくと安心です。

任意継続の保険料は、在職中の標準報酬を引き継ぐ計算と、上限に当たる計算が並びます。給与が高かった人ほど、国保のほうが安いことがあります。逆に、所得が低く見える年でも国保が高い地域があります。数字を出さずに「任意継続が安心」で選ぶと、年間で十万円単位が動くことがあります。

国保と扶養の注意点

国保の保険料は、退職した年の所得ではなく、前年所得で計算されることがあります。退職して収入が落ちた実感と、請求が噛み合わないことがあります。減免の案内がある自治体もあるので、納付書が来てから慌てず、先に減免のページを見ておくとよいでしょう。

扶養に入る話は、退職後の失業給付の扱いが引っかかります。もらっている期間は収入とみなす保険者があります。給付の予定があるなら、扶養の前に保険者へ書面で聞いておくと安心です。

扶養に入る話は、認定通知が来るまで保険証(または資格確認書)が手元にない期間があります。その間の受診をどうするか、保険者に先に聞いておくとよいでしょう。立て替えの話になることがあるので、退職の前週に一度電話しておくと安心です。

退職日と資格喪失日は一日ずれる

退職日と資格喪失日は、一日ずれます。喪失日の前日までが在職中の保険、と思っていた月に受診すると、請求が後から来ることがあります。最終出社日ではなく、資格の日付を人事に聞いておくのがおすすめです。

まずは退職日を確定し、任意継続の申請期限をカレンダーに書いてみてください。

参考・確認先

  • 全国健康保険協会(任意継続など健康保険の入口)
  • 居住自治体の公式サイト(国民健康保険の案内)

よくある質問

Q任意継続は何年ですか?

原則2年などの上限があります。途中で国保や次の会社の健保へ移る判断も、2年待たずに発生します。