友達同士の同居でも、家賃の半分や光熱費の話は、気分が良いときに決めておかないと後からこじれやすいです。この記事では、口約束だけで進めたときに起きやすい詰まりと、入居前に書いておくと安心な金銭ルールをまとめます。

まず避けたい進め方

次のような進め方は、片方が収入を落とした月や、途中退去のときに説明が難しくなります。

  • 家賃の按分を口頭だけで決める
  • 建て替えの精算期限を決めない
  • 名義人と実際の居住者が違う状態を仲介に確認しない
  • 金銭の食い違いを性格の問題として話す

国交省の賃貸住宅トラブル防止ガイドラインは原状回復の話が中心です。同居者同士の金銭分担は、自分たちで決める領域だと捉えておくとよいでしょう。

契約まわりを文書にする

賃貸の名義、連帯保証、ハウスルールは、短いメモでも書面にしておくのがおすすめです。友達同士でも、家賃の按分と退去月の負担まで書いておくと、後から「半分でいいよ」の解釈がぶれにくくなります。

名義と実際の居住者が違う状態は契約違反になり得ます。サブの同居人が直接大家と話せないと、退去時のもめごとになりやすいので、入居前に仲介へ確認しておくと安心です。

毎月の支払いを固定する

支払い日、建て替えの精算期限、共用ストックの負担は、最初に固定しておく流れです。口座の共同は作らず、一人が立て替えて月末に振り込む形が扱いやすいです。振り込み履歴が残る方法のほうが、現金の皿よりあとから説明しやすいためです。

光熱費の口座は名義人の一人にし、ほかの人が振り込む日を家賃と同じ日にそろえると運用しやすいです。「遅れたら翌月から立て替えをやめる」といった一文を足しておくと、性善説だけに頼らずに済みます。

光熱費は季節で按分を変えない

夏の電気代だけ多い人が、按分の見直しを言い出しがちです。最初に「均等か使用量か」を決め、季節で変えない運用にしておくのがおすすめです。変えるなら、そのときも事前に書面へ残すとよいでしょう。

来客と生活音の線を書く

来客は週何回までか、泊まりは事前連絡か、生活音は二十二時以降の洗濯をどうするか、まで書いておくと安心です。小さなことほど、後から性格の問題に見えやすいためです。金銭ルールは性格の話にせず、数字と期限で残すほうが続きやすいです。

来客の苦情は、管理会社経由で名義人に来ることが多いです。名義人が全部被るのか、分担するのかを先に了解しておくと、急な連絡でも動きやすくなります。

退去する人の精算を入居時に書く

途中で一人が出るときの、家賃の日割、敷金の持ち分、家電の行方は、入居時に書いておくのがおすすめです。後からだと友情の話になりやすいためです。家電は共同購入の領収を残し、残る人が買い取る価格は年数で雑に決めても構いません。

退去する人の敷金精算は、名義人経由になることが多いです。金銭ルールは、気持ちが良いときの文書です。もめてからでは書きにくくなります。

まずは家賃の按分と支払い日、退去時の精算だけでも紙に残してみてください。短くても、口約束よりずっと続きやすいです。

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参考・確認先

よくある質問

Q友達同士でも契約書は必要ですか?

必須ではありませんが、簡易でも書面にしておくと、退去時の食い違いを防ぎやすくなります。