内見の五分で決めた物件は、入居後にシャワーが弱かった、という失敗はよくあります。点数表より「入居後に直せない項目」を先に潰すほうが安心です。日当たりは写真でも分かります。水圧と夜の音は、その場に行かないと分かりません。この記事では、当日見る20項目と、見る順番の考え方をまとめます。

タイトルどおり、当日見るのは次の20項目です。全部を満点にする必要はありません。どれか一つでも「住めない理由」が書けるなら、その日は帰る判断で十分です。

室内(10)

  1. 台所の水栓を全開にした水圧
  2. 風呂の水栓を全開にした水圧
  3. 排水口に鼻を近づけたときのにおい
  4. 窓の開閉とサッシの引っかかり
  5. 隙間風の有無
  6. 結露やカビの跡
  7. コンセントの位置と数(家具を置いたあとも届くか)
  8. メーター類の位置(検針とブレーカー)
  9. 収納の奥行き(布団が入るか。見た目の幅だけ見ない)
  10. 部屋の奥でのモバイル回線(玄関だけ強くないか)

共用・周辺(10)

  1. ゴミ置き場の位置と満杯具合
  2. 自転車置場の空きと動線
  3. オートロックの反応
  4. 共用掲示板の工事予定
  5. 近隣の工事や空き地
  6. 夜の騒音(可能なら同じ日の夜に外から再訪)
  7. 最寄りまでの坂(荷物がある想定)
  8. 雨の日の水はけ・排水の逆流
  9. 許可を得た写真(水回りとメーター)
  10. 仲介の「今日決めないと」の前に、住めない理由を一行書けるか

写真は必ず許可を得て撮ると安心です。仲介が急かすときは「二分ください」と言って、上の室内10を先に見る流れがおすすめです。

水圧は蛇口を全開にして確認する

台所と風呂の水栓は全開にして流れ方を見ておくとよいでしょう。排水口に鼻を近づけて、下水のにおいが戻らないかも確認します。コンセントの位置は、家具の配置を頭の中で置いてから数えるのがおすすめです。不足は延長コードで済む話ではなく、掃除ロボットや医療機器がある家では後から直せません。

夜に一度外から再訪する理由

日中の内見だけでは、隣戸の生活音と道路の段差が分かりません。可能なら同じ日の二十時に、外からもう一度歩くと安心です。ゴミ置き場の満杯具合、自転車置場の空き、オートロックの反応の遅さは夜のほうが本音が出ます。最寄りの坂は荷物がある想定で上るとよいでしょう。雨の日の内見は不利だと思われがちですが、排水の逆流と周辺の水たまりが見えます。

回線と収納の死角

モバイル回線の感度は、部屋の奥で一度通話してみるとわかりやすいです。玄関だけ強いことがあります。収納は奥行きを手で測ります。見た目の幅と、布団が入るかは別問題です。共用部の掲示板に工事予定が貼ってあるかも見ておくと安心です。

内見のあとに書く一枚

物件を三つ見た日は、記憶が混ざります。点数ではなく、住めない理由を一行書いておくとよいでしょう。理由が書けない物件は、日当たりが良いだけ、ということが多いです。当日の現場で使うのは水回り、音、収納、コンセント、周辺の坂です。残りは写真で後から見ます。仲介の「今日決めないと」は、20項目のうち直せないものが一つでも欠ければ帰る判断で十分です。

契約の前に、入居時の傷と設備の写真を残す話は、退去時の精算にもつながります。内見はその入口です。部屋が決まったあとの期限は 引っ越しでやること完全ガイド です。

まずは室内の水圧と夜の外回りから見てみてください。直せない項目を先に潰すほうが、入居後の後悔は減りやすいです。

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参考・確認先

よくある質問

Q雨の日の内見は不利?

むしろ雨漏りや排水、周辺の水はけが見える利点があります。