返礼品のページは楽しいです。楽しいので、限度額を超えて「自己負担が増えただけ」の年になることがあります。ふるさと納税は寄附金控除の制度で、返礼はおまけです。おまけから入ると、上限を見なくなります。勤務先の年末調整に出す紙と、寄附の受領証明書は別です。会社が案内した提出日の見方は 年末調整の必要書類と提出期限 です。この記事では、限度額の考え方と、ワンストップ特例と確定申告の切り分けを短くまとめます。

返礼の前に、限度額と手続きの形を見る

寄付する前に見るのは、所得の見込み、自治体の受付期間、支払い方法、証明書の出方、ワンストップの期限です。12月に慌ててカード決済し、申請だけ翌年に回すのは、やらないほうが安心です。

給与所得者で条件を満たすならワンストップ特例です。医療費控除など、ほかの申告がある年は確定申告側に寄せるとよいでしょう。切り分けは 年末調整と確定申告、どちらで直すか です。年末調整の扶養と年が重なると、紙の種類が増えます。住宅ローン控除の初年は確定申告なので、ふるさと納税だけをワンストップ特例にすることはできません。2年目以降を年末調整だけで終える年は、ほかの条件を満たせばワンストップが使えます。ワンストップを出したあとに確定申告すると、ワンストップは無効になります。申請の期限は、寄附の翌年1月10日、という案内が総務省にあります。12月に寄附して、申請だけ年を越して忘れるのは、やらないほうが安心です。

総務省のふるさと納税のページと、国税庁の寄附金控除を先に見るのがおすすめです。ポータルサイトのバナーより、先にそちらです。

シミュレータは条件を合わせて使う

限度額シミュレータは、社会保険料と医療費の見込を雑に入れると、甘い数字が出ます。去年の源泉を見ながら入れると安心です。今年転職した人は、源泉が二つになる前提で低めに置いたほうが安全です。欄の見方は 源泉徴収票の見方入門 に分けてあります。

住宅ローン控除が大きい年は、ふるさとで得する枠が小さくなります。シミュレータにローン控除を入れ忘れると、寄附しすぎます。源泉の住宅借入金の行を、寄附の前に一度見ておくとよいでしょう。

ワンストップの件数と証明書

ワンストップは、寄附先が5自治体以内などの条件があります。6自治体目を出すと、この条件から外れ、確定申告側になります。同じ自治体への2回目は、自治体の数としては1のままです。寄附の回数と、自治体の数を混ぜないほうが安心です。履歴をメモしない人は、ポータルの履歴を年明けに見ておくとよいでしょう。

受領証明書は、確定申告する年に必要です。メールだけ、という自治体と紙が来る自治体が混在します。捨てない箱を一つ決めておくのがおすすめです。

支払い名義と寄附日

クレジットカードの名義と、控除を受ける人の名義が違う寄附は、後で揉めます。家族のカードで「ポイントが貯まるから」と払うと、証明書の名前がずれることがあります。支払う人と、控除を受ける人を揃えると安心です。

返礼品の配送が翌年になる寄附は、控除の年は支払った年です。届く年と混ぜないほうがよいでしょう。年末に駆け込んだ寄附の返礼品が、1月に届くことはよくあります。ポータルの「寄附日」を正にします。

寄附の前に見る順番

返礼の一覧を開く前に、今年がワンストップで終わる年かを先に分けます。医療費控除を出す年、住宅ローン控除の初年、寄附先が条件から外れる年は、確定申告側です。ワンストップを出したあとに確定申告すると、ワンストップは無効になります。

次に、去年の源泉を手元に置きます。転職した年は票が二枚です。一枚だけでシミュレータに入れると、限度の感覚が甘くなりやすいです。社会保険料と医療費の見込みを空欄のまま進めるのも、同じずれです。限度額そのものの数字は、この記事では出しません。シミュレータは条件を合わせたときの目安です。

そのあとで、自治体の数と支払い名義を見ます。控除を受ける人と支払う人の名前が違うと、証明書のあとで困ります。受領証明書の置き場を、寄附の前に一つ決めておくと安心です。紙が来る自治体とメールだけの自治体が混ざるので、届いた週に箱へ移すのがおすすめです。

まずは去年の源泉を手元に置き、シミュレータの条件を合わせてから寄附額を決めてみてください。返礼の前に、ワンストップが使える年かどうかを見るほうが遠回りになりにくいです。

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参考・確認先

  • 総務省(ふるさと納税制度案内の入口)
  • 国税庁(寄附金控除などタックスアンサーの入口)

よくある質問

Q年収だけで限度額は決まる?

家族構成やほかの控除で変わります。シミュレータは条件を合わせないと、ただの気持ちいい数字です。