家計簿が続かない理由を、意志が弱いせいにしがちです。実際は、記録の粒度が細かすぎることが多いです。納豆の値段まで付けると、3日で捨ててしまうことがあります。この記事では、毎日つける前に手取りを3つの枠に分ける考え方をまとめます。

先に枠だけ決める

ここでの始め方は、手取りを100として、住まい関連、普段の生活、貯蓄と返済、の3つに分ける流れです。外国の「50-30-20」をそのまま日本の家賃に当てはめると、住まいの割合が大きくなり、貯蓄の枠が消えます。割合は世帯によって違います。外国の比率をそのまま使う必要はありません。

見直すリズムも、費目で変えると続きやすいです。

  • 通信、保険、サブスクは3ヶ月に一度
  • 食費は週の上限だけ
  • 突発は、月の枠の外に「予備」を先に置く

削るなら、満足度の低い固定費からです。毎日のコーヒーを責めるより、使っていない動画配信を切るほうが、気分が壊れにくいです。金融庁の生活設計の資料は、数字の例が堅いので、枠の名前を借りる程度にしておくとよいでしょう。

口座分けと食費の上限

枠を決めたあとに、口座を分けるかどうかは好みです。給与口座から、家賃用と貯蓄用へ自動で移すだけでも足ります。毎日の入力より、自動送金の失敗通知のほうが続きやすいです。

食費の上限は、外食が多い月と少ない月でブレます。週の上限を「超えたら残りは家にあるもので」にすると、月末の自責が減ります。完璧な分類より、超えた事実が残ることが大切です。

固定費と予備費

固定費の見直しで効くのは、保険の重複と、使っていないクラウドストレージです。電気と携帯は別記事に書いたので、家計の枠の話では「四半期に一度見る」とだけ決めておくと安心です。見ない月があっても、毎日の家計簿を捨てるよりマシです。

予備費は、年に数回の家電と、帰省と、急な通院、くらいを想定しておくとよいでしょう。枠をゼロにすると、クレジットカードの一括払いで枠が崩壊します。先に月1万円でも置いておくと、家計簿を捨てる理由が減ります。

夫婦で口座が分かれているとき

夫婦で口座が分かれている家は、枠を「世帯の手取り」で見るか、「自分の口座」で見るかを先に決めておくと安心です。混ぜると、相手のサブスクを自分の食費が食っているように見えます。見える化が目的なら、共同の表に固定費だけ出す、くらいで足りることがあります。毎日の入力を相手に強いると、続きません。

貯蓄の枠は、先に移さないと残りません。月末に残った分を移すやり方では、その月の支出で消えて、貯蓄へ回せません。給料日の翌日に自動送金するのがおすすめです。金額は少なくても、送金が失敗した通知が来る状態を優先するとよいでしょう。

まずは手取りを3つの枠に分け、貯蓄用の自動送金だけ始めてみてください。

参考・確認先

  • 自分の口座・カード明細(枠の実額はここが正。50-30-20は海外の家計の目安で、公式の家計制度ではない)
  • 金融庁(生活設計の一般案内の入口。本記事の3枠そのものの根拠ではない)

よくある質問

Qアプリは必要ですか?

なくても大丈夫です。口座とカードが少なければ、月1回の明細仕分けで足りることがあります。