年金の話は用語が多くて、毎回「いま自分は何号だ」からやり直しています。図がなくても、区分が3つあると分かれば足りることが多いです。

  1. 第1号:自営、学生、無職。国民年金を自分で払う。
  2. 第2号:会社員・公務員。厚生年金に入り、同時に国民年金にも入っている。
  3. 第3号:第2号に扶養されている配偶者。自分の国民年金保険料は原則かからない。

転職、退職、結婚で号が変わります。変わり目に届出を忘れると、あとからねんきん定期便が変な顔をします。

第1号の保険料は定額です。所得が落ちた年は免除・猶予を先に見る。将来の年金額への乗り方は制度ごとに違うので、ネットの「払わなくていい」は信用しません。未納より申請です。

厚生年金は報酬に比例して、会社と折半です。給与明細の「社会保険料」にまとまっていて、賞与からも出ます。手取りシミュレーションが狂う原因、だいたいこれです。

受け取りは老後だけではありません。障害や遺族の話も同じ制度の中にあります。「貯金の代わり」とだけ思っていると、空白期間の意味を取り違えます。繰上げ・繰下げは月額が動くので、数字を見る前に受給資格期間を満たしているかをねんきんネットで見たほうが早いです。転職直後は記録の反映が遅れがちで、焦って電話する前に1〜2ヶ月置くこともあります。

日本年金機構の案内と、厚労省の公的年金のページが一次情報です。ブログより先にそちらです。

第3号は「配偶者なら自動」ではありません。相手が第2号から外れると、自分も第1号へ動くことがあります。相手の退職の週に、自分の年金の話が落ちる。

免除を取る年は、将来の老齢年金額が減ることがあります。減ることを嫌って未納にするのは、障害のときの話まで含めると損になりやすいです。払えそうにない月は、未納のまま翌月を迎えない。

会社の総務が「年金は給与天引きだから何もしなくていい」と言うのは、在職中の第2号の話です。退職日の翌日からは別の窓口です。

ねんきん定期便のハガキは、誕生日月に来ます。来ない年は、引っ越しで届いていないことがあります。転送を出していても、転送期限が切れたあとに届くことがあるので、ねんきんネットの登録を先に済ませておくと、ハガキ待ちで焦らなくて済みます。

第1号の納付は、口座振替と前納で割引が出ることがあります。現金納付書をコンビニで月々払うより、忘れも減ります。免除期間中に就職して第2号へ移るときは、免除の終了が自動で終わることも、届出が要ることもあります。給与明細に厚生年金の行が出た月に、市区町村へ「第1号を抜けた」と一声入れるかどうかを、年金事務所の案内で見てください。

学生納付特例は、第1号の中の別枠です。「学生だから払わなくていい」ではなく、申請した期間です。申請を忘れると未納です。卒業後に追納するかどうかは、そのときの家計で決めればよく、申請自体を先に出します。

よくある質問

会社を辞めたらすぐ国民年金?

次の会社まで空白があるなら、市区町村で第1号の届出が要ることが多いです。翌日入社でも、一日空くなら確認したほうがいいです。

未納と免除は同じ?

違います。未納は記録が空き、免除は申請した制度です。払えなくても、未納のままにしない。