更新の通知が届くと、「いくら払うのか」「そもそも払う必要があるのか」で不安になりやすいです。金額の行より先に、解約の予告期限が別の行にあります。この記事では、通知を開いた日の順番、契約書のどこを見るか、住み続けるか出るかの分かれ目を整理します。
確認の軸は次の3つです。
- 契約書の該当条項
- 同じエリアの相場との比較
- 交渉や退去の材料
契約書の更新条項を一行ずつ確認する
更新料と更新事務手数料の根拠は、口頭の「みんな払っています」ではなく、契約書の該当条項です。同じエリアの募集図面で更新料の有無を見ると、相場感の手がかりになります。拒否できるかは契約内容と地域慣行によるため、安易な滞納は避けたほうがよいでしょう。
支払時期は、更新月の前月指定が多いです。通知が来てから口座を用意する流れだと、残高が足りなくなることがあります。家賃とは別に、更新の振込日をカレンダーへ入れておくと安心です。
交渉の材料になりやすいこと
長期で住んでいる、家賃の滞納がない、原状回復で揉めていない、といった点は材料になり得ます。ただし値下げが約束されるわけではありません。事務手数料だけ減った例はありますが、更新料本体は動きにくいこともあります。
管理会社が変わる更新では、振込先の変更通知が遅れることがあります。旧口座へ入れると入金確認が遅れやすいので、通知の紙は更新のセットに綴じておくとよいでしょう。交渉は、更新の通知が来る前か、届いた直後が動きやすいです。
通知が届いた日の順番
更新の通知は、金額の紙と、解約の期限が別の行になっていることが多いです。開いた日に見る順番は、次のとおりです。
- 契約書の更新条項(更新料と更新事務手数料が別の行か)
- 解約予告の期限(通知の支払日より前であることが多い)
- 振込先(家賃の口座と同じとは限らない)
- 住み続けるか、出るか
手元に置くものは、契約書、今回の更新通知、これまでの振込の控え、です。口頭の「今年は払いません」は残らないことが多いです。出すならメールか書面で日付を残しておくと安心です。
出ると決めた人の役所とライフラインの順番は 引っ越しでやること完全ガイド です。次の部屋の初期費用は 賃貸の初期費用の内訳 に分けてあります。更新料より初期費用のほうが大きい年は、急いで出ない判断もあります。
住み続ける人は、更新料の支払日を、家賃の引き落としとは別の予定としてカレンダーに入れます。管理会社が変わった年は、振込先の紙を通知のセットに綴じておくと安心です。金額の相場や、拒否できるかは、契約と地域で違います。この記事では金額を書きません。
更新しない決断の期限
解約予告が二ヶ月前、という契約があります。更新料を払いたくない気持ちだけで進めると、予告期限を過ぎて更新と解約が重なることがあります。カレンダーには、更新料の金額より先に予告期限を書いておくのがおすすめです。
更新料の金額より、次の住まいの初期費用のほうが大きいことも多いです。払うか出るかを決める前に、次の引っ越し費用と比較しておくと判断しやすいです。
更新通知の振込先が変わっているとき
管理会社が変わると、更新料の振込先が新しい社名になることがあります。通知の紙・契約書の更新条項・家賃の口座は別、という契約もあります。家賃は口座振替、更新料は振込、という分け方も珍しくありません。
更新事務手数料だけ先に口座から落ち、更新料は振込、という年もあります。確認ポイントは金額の合計だけでなく、落ちる日が二つあるかどうかです。通知から日を置いてから頼むと、事務が固まっていることが多いです。一ヶ月以上前から話せる契約なら、そのほうが余裕があります。
更新料の相場は地域で違い、ゼロの物件もあります。書面の「協議」は、払わなくてよい意味ではないことが多いので、文言だけで安心しないほうがよいでしょう。払う判断は、次の初期費用との比較にしておくと、慣行に従っただけの支払いになりにくくなります。
次に読む
- 引っ越しでやること完全ガイド(出ると決めたあとの期限と順番)
- 賃貸の初期費用の内訳と削減しやすい項目(次の部屋の初期費用。更新料と比べる)
- 駐車場契約の更新と解約(月極が部屋と別契約の人。予告の月数がずれる)
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参考・確認先
- 国土交通省 民間賃貸住宅(賃貸住宅の契約・更新に関する案内の入口)
- いまの賃貸契約書(更新料・更新事務手数料の条項。契約の正はここです)
よくある質問
Q更新料は拒否できますか?
契約内容と地域の慣行によります。支払いに迷う場合でも、滞納のままにせず、契約書と管理会社の案内を先に確認するのが安全です。
