家族が亡くなった週に知りたいのは、制度の名前ではありません。「今日、自分は何を出せばいいか」です。先に分岐は二つです。期限のある届出と、あとからで足りる請求です。混ぜると、保険の請求書類を探しているあいだに、役所の期限が過ぎます。
このページは親記事です。年金の請求と記録は 年金の手続きでやること に、生命保険の証券の見方は 見直しのタイミング に分けてあります。金額や受給の可否は、ここでは書きません。窓口の案内が正です。
期限順のやること一覧
日付の起算は、死亡の事実を知った日です。葬儀の日でも、四十九日でもありません。カレンダーに、届出の期限と、年金・保険の窓口を分けて書いておくと安心です。
| いつ | やること | どこ | 期限の目安 |
|---|---|---|---|
| 知った日〜直後 | 死亡届、火葬の許可 | 死亡地・本籍地・届出人の所在地の市区町村 | 期限は短いです。自治体の案内が正です |
| 届出のあと | 世帯主の変更、住民票 | 居住自治体 | 死亡届とは別の窓口のことがあります |
| 受給していた人 | 年金の死亡の届出、未支給や遺族の請求の案内 | 年金事務所、または機構の案内 | 自動では止まりません |
| 加入していた人 | 健康保険の資格 | 会社の保険者、または市区町村 | 資格確認が通らない受診を先に潰します |
| 証券がある人 | 生命保険の請求 | 各社 | 届出の写しが要ることが多いです |
| 引き落としがある人 | 口座、クレジットカード | 各金融機関 | 銀行の案内に従う |
| 死亡届とは期限が別 | 相続放棄、相続税 | 家庭裁判所、税務署 | 放棄は知った時から3ヶ月。相続税は知った日の翌日から10ヶ月、という案内があります |
役所の案内が正です。日数や持ち物は自治体で差があります。
先に死亡届と火葬
死亡届は戸籍の届出です。病院の書類と、届出をする人の確認が要る案内が普通です。出す場所は、死亡地、本籍地、届出人の所在地の市区町村、という整理がよく出ます。どれが自分の場合かは、居住自治体の死亡届のページが正です。推測で窓口を選ばないのがおすすめです。
火葬の許可は、死亡届とセットで案内されることが多いです。許可なく進める話ではありません。葬儀社が代行することもあります。代行しても、届出義務が消えるわけではありません。誰が、いつ、どこへ出したかを、紙に残しておくと安心です。
休日・夜間の受付がある自治体はあります。受付と、戸籍への記載は別のことがあります。「受け取ってもらえた」と「写しがすぐ出る」を同じ意味で使わないとよいでしょう。保険や年金の請求で戸籍の写しが要る人は、発行できる日を先に聞いてから並びます。
国外で亡くなった人、外国籍の人がいる届出は、必要書類が違います。法務省の戸籍の案内と、在外公館、居住自治体のページを先に見ておくとよいでしょう。この記事は、国内の届出を前提にした順番です。
世帯と健康保険
亡くなった人が世帯主だったときは、世帯主の変更が残ることがあります。死亡届を出した足で終わる自治体と、住民異動の窓口が別の自治体があります。総合案内で「今日出せるもの」を先に聞いておくと安心です。同居の人が転居する話は、引っ越しの親記事 です。死亡届と転居を同じ紙で済ませた気にしないのがおすすめです。
健康保険は、資格が変わると受診の確認が通りません。会社の健康保険なら事業主経由、国民健康保険なら市区町村、という案内が普通です。葬祭の給付がある保険者もあります。金額は書きません。保険者の今年の案内を見ておくとよいでしょう。マイナンバーカードで資格確認している人は、カードの話と保険の資格を混ぜないのがおすすめです。カードそのものの期限は マイナンバーの親記事 です。
年金は、請求してから動きます
老齢年金を受けていた人は、死亡の届出が残ります。自動では止まりません。未支給の年金や、遺族の年金があるかは、日本年金機構と年金事務所の案内が正です。ブログの「必ず出る」は信じないのがおすすめです。
号の見分けは 国民年金と厚生年金 です。第3号の配偶者だった人は、自分の号が動くことがあります。死亡の週に、残された側の国民年金の届出が落ちます。順番は 年金の親記事 です。
請求の書き方、いつから出るか、税金の扱いは、年金事務所の相談が正です。ここで金額は書きません。
生命保険は、証券を出してから
請求は、証券と、死亡の事実が分かる書類が揃ってからです。受取人の口座と、契約者の氏名が旧のまま、ということがあります。証券を全部出して、受取人と特約の名前を一行ずつ確認しておくと安心です。見方は 生命保険の見直し です。
勤務先の団体保険、クレジットカードの付帯、住宅ローンの団信は、証券の束に入っていないことがあります。給与明細の控除と、ローンの契約書を、証券と同じ机に出しておくと安心です。請求漏れは、届出の週ではなく、四十九日のあとに気づくことが多いです。
すぐ解約や、新規の勧誘から入らないのがおすすめです。請求の可否と、支払いまでの日数は、保険会社の案内が正です。
口座は、銀行の案内が先
銀行が死亡を知ると、口座の入出金を止める案内が普通です。公共料金や家賃の引き落としが残っていないかを、一年分の明細で洗っておくと安心です。残っていると、止まったあとに滞納の手紙が来ます。新しい口座を急いで作るより、止められた理由と、残っている引き落としを先に聞いておくと安心です。
未使用の口座が制限される話と、死亡による停止は別件です。未使用や不正利用の制限は 口座凍結を避けるための基本運用 です。混ぜて慌てないのがおすすめです。キャッシュカードの磁気不良とも違います。取引銀行の電話は、検索の一番上ではなく、カードの裏か、通帳に書いてある番号です。
名義の相続は、口座の停止とは別の手続です。届出の週に、分割協議を始めないのがおすすめです。金融機関の案内と、必要なら専門家の案内が正です。
遺品はあとから、相続の期限は別
デジタルの課金、サブスク、使っていない会員は、届出が終わってからで足りることが多いです。ログインを推測で開ける話ではありません。サービスの死亡時の手続を、公式の案内で見ておくとよいでしょう。課金を止める地図と残す写真の場所だけを短く書く話は、デジタル遺品の短編に分けてあります(公開後に「次に読む」へつなぎます)。
遺品の整理は、期限のある届出のあとです。当日に業者を決めないのがおすすめです。不用品の話は、悲しみの週の営業から入らないのがおすすめです。残すものと、止める課金を紙に分けるところからで足ります。
相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内、という案内があります。相続税は、死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内、という案内があります。遺品の整理やデジタルの課金と、この期限は別です。分割の話し合いの中身や控除の名前は、国税庁と税務署の案内が正です。家族のあいだで決まらない話は、早めに相談先を見ておくとよいでしょう。ブログの「得」は使いません。
よくある詰まり方
- 葬儀が終わるまで死亡届を待てるという思い込み
- 死亡届だけで年金・保険も終わったという思い込み
- 戸籍反映前の、写しが必要な窓口
- 口座停止と不正利用の混同
- 証券の束だけを見た団体保険・団信の見落とし
- 届出前に決めた遺品の業者
- 役所の週に混ぜた相続の分割
カレンダーに書くのは、死亡届を出す日と、年金事務所または保険者へ出す日と、証券を全部出す日です。この3つが埋まると、残りは後から追えます。まずは死亡届の期限をカレンダーに書いてみてください。
次に読む
- 年金の手続きでやること完全ガイド
- 国民年金と厚生年金の違い
- 生命保険の見直しタイミング
- マイナンバーでやること完全ガイド
- 引っ越しでやること完全ガイド(同居の人が住まいを変えるとき)
- 退職後の健康保険の選び方
参考・確認先
- 居住自治体の公式サイト(死亡届・火葬の許可・世帯主変更。手順の正はここです)
- 法務省 戸籍(戸籍制度の入口)
- 日本年金機構(死亡の届出、未支給・遺族の請求の入口)
- 厚生労働省(公的年金など制度の入口)
- 全国健康保険協会(資格・給付の入口)
- 取引銀行・生命保険会社の案内(口座の停止、保険の請求)
- 国税庁(相続と税金の入口。届出の週には混ぜません)
よくある質問
Q何から手を付ければよいですか?
期限のある届出からです。多くの自治体では、死亡届と火葬の許可が先に案内されます。生命保険の請求や遺品は、そのあとで足りることが多いです。日数と届出義務者は、居住自治体の今年の案内が正です。
Q死亡届を出せば、年金と保険も終わりますか?
終わりません。戸籍の届出と、年金の受給停止、健康保険の資格、生命保険の請求は窓口が違います。市区町村へ出した日から自動では動きません。
Q口座はすぐに使ってよいですか?
銀行が死亡を知ると、口座の取引を止める案内が普通です。引き落としが残っているかを先に洗い、取引銀行の案内に従うと安心です。未使用の口座が止まる話とは別件です。
Q相続の手続は、死亡届と同じ週にやりますか?
混ぜないのがおすすめです。相続と税金は期限が別です。届出の週に、分割や税額を決めないほうがよいでしょう。税務署と、必要なら専門家の案内が正です。
