就職、結婚、住宅ローンなど、人生のイベントのあとでも、保険の証券は引き出しの奥で静かに残りがちです。保障の重複や、受取人が旧のまま、という状態に気づくのは、イベントの週よりずっと後であることが多いです。結婚の週の届出と名義は 結婚したあとにやること完全ガイド です。家族が亡くなったあとの届出と請求の順番は 家族が亡くなったあとにやること完全ガイド です。この記事では、保障の中身の見直しだけを短くまとめます。

見直しの合図

次のタイミングで、受取人・保障額・特約を点検するのがおすすめです。

  • 就職
  • 結婚
  • 出産
  • 住宅ローン
  • 独立
  • 子ども独立
  • 家族が亡くなったあと

証券を全部出して、特約の名前を一行ずつ確認すると、分からない特約が残りにくくなります。分からない特約は残さないのが安全です。

やりがちな失敗

次のような失敗は、見直しの紙を一枚書くだけで見えやすくなります。

  • 営業トークのまま特約を積み増す
  • 医療保険とがん保険の重複を把握しない
  • 団信加入後も死亡保障を厚いままにする
  • 掛け捨てのつもりが貯蓄型にすり替わっている

団信に入ったあとに確認すること

住宅ローンの団体信用生命に入った週は、それまで厚くしていた死亡保障をそのままにしやすいです。保険料の明細を一年分並べて、団信で足りる部分と足りない部分を紙に書いておくと安心です。営業の提案書は「万一の生活費」が大きく見えます。家計は、残債と子どもの独立までの年数で足りることがあります。

医療保険とがん保険の入院日額が重なっているのも、この紙で初めて見えることが多いです。すぐ解約はせず、新規の引き受け可否を先に確認して空白を作らないのがおすすめです。

受取人が旧姓や親のまま残るとき

結婚後も受取人が親のまま、という契約が一つ残っていることがあります。生命保険の証券は引き出しの奥で、住所変更だけ済ませたつもりになりやすいです。受取人変更は書類と実印が要る契約があり、窓口の予約が二週間先のことがあります。就職、出産、独立、子ども独立のタイミングで、特約の名前を一行ずつ確認しておくとよいでしょう。

特約を外す順番

先に外しやすいのは、使っていない先進医療特約の上乗せと、重複していた入院一時金です。残しやすいのは、高額療養費では足りない差額ベッドの不安分だけです。見直しは「安くする」ではなく、「何に備えるか」を先に一文で書く作業です。金融庁の注意喚起は、営業トークの前に一度読んでおくと安心です。

必要保障額を年収の倍数だけで決めない

万一の生活費を年収の十倍、という話は、貯蓄と団信と遺族年金を無視しています。紙に、残債、子どもの年数、配偶者が働くかを書いておくとよいでしょう。生命保険はその穴だけです。

就職のときは会社の団体保険の上乗せを先に見るのがおすすめです。結婚と住宅は、受取人と団信の二点が中心です。イベントのたびに証券を全部出さないと、特約が静かに残ります。

次の一歩は、証券を一枚の机に出し、受取人と特約の名前を一行ずつ確認し、分からない行だけ窓口に聞くことです。まずは証券を全部出してみてください。

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参考・確認先

  • 金融庁(保険商品の注意点など消費者向け案内の入口)

よくある質問

Qすぐ解約すべきですか?

解約の前に新規契約の引き受け可否を確認し、保障の空白を作らないのがおすすめです。