結婚の週に知りたいのは、制度の名前ではありません。「今週、自分は何を出せばいいか」です。先に分岐は二つです。氏が変わるかと、住所も変わるかです。

このページは親記事です。生命保険の受取人は 見直しのタイミング に、号の話は 国民年金と厚生年金 に分けてあります。同居で市区町村をまたぐ人は、婚姻届と 引っ越しの届出 を混ぜないのがおすすめです。

期限順のやること一覧

日付の起算は、婚姻届が受理された日です。挙式日でも、同居を始めた日でもありません。カレンダーに両方書いておくと安心です。

いつ やること どこ 期限の目安
出す日を決めた週 婚姻届 本籍地または所在地の市区町村 受理された日が婚姻の日です。日数制限はありません
受理のあと、写しが要る先の前 新しい戸籍の写し 同じ役所、または広域交付の案内 反映まで日が空くことがあります
受理のあと 住民票の氏・続柄は職権。自分で出すのは住所・世帯の異動と、カードの券面 居住自治体 氏名の変更届は別途不要です。転入と混ぜないでください
氏が変わる人 マイナンバーカード、免許、旅券 市区町村・警察・旅券窓口 同じ氏名でも窓口が全部違います。休日にできるものと平日だけを分ける
扶養に入る/外れる人 健康保険、年金の号 会社の保険者、または市区町村・勤務先 保険者・機構の案内が正です
お金が止まる順 銀行、保険の受取人、勤務先 各社・人事 戸籍と住民票が揃ってからです

役所の案内が正です。日数や持ち物は自治体で差があります。

先に婚姻届

婚姻は、届出が受理されて成立します。式の日に自動では動きません。出す場所は、夫婦の本籍地、または所在地の市区町村、という案内が普通です。証人は成年者2人、がよく出ます。届書の書き方と、戸籍の写しが要るかどうかは、出す窓口の今年の案内が正です。推測で欄を埋めないのがおすすめです。

休日に受け取る自治体はあります。受付と、戸籍への記載は別のことがあります。「受け取ってもらえた」と「写しがすぐ出る」を同じ意味で使わないとよいでしょう。戸籍の写しと住民票の氏名のどちらを先にするかは、婚姻後の戸籍・住民票の変更順 に短く分けてあります。取り寄せ(本籍地・郵送・コンビニ)は 戸籍謄本の取り寄せ方 です。

本籍を新しくするか、どちらかの戸籍に入るかは、届書で選びます。あとから本籍だけ動かす話は、転籍として残ります。結婚の週に転籍まで足すと、写しの発行が遅れます。急ぐ先がある人は、本籍の選択を先に決めておくと安心です。

国外で婚姻した人、外国籍の人がいる届出は、必要書類が違います。法務省の戸籍の案内と、居住自治体の国際結婚のページを先に見ておくとよいでしょう。この記事は、国内の届出を前提にした順番です。

氏が変わる人と、変わらない人

婚姻届で夫婦の氏を一つにします。変わる人は、戸籍の氏名が先、住民票、カード、免許、銀行、勤務先、の順です。先に銀行へ行くと、新しい住民票を求められて戻されます。

変わらない人も、続柄と世帯、保険と年金は残ります。旧姓の通称を職場で使い続ける人は、戸籍の氏名と社内の表示を紙に並べておくと安心です。混ぜると、社会保険の氏名と給与口座が食い違います。

マイナンバーカードの券面は、市区町村です。暗証番号のロックや電子証明書の期限は、結婚の氏名変更とは別件です。混ぜない人は カードの更新とロック解除 を後で見ておくとよいでしょう。免許の記載事項変更は、警察署か運転免許センターです。旅券は旅券窓口です。住所変更と同じ窓口でも、結婚の氏名は別の届出です。同じ氏名変更でも、窓口が全部違います。

住所が変わるなら、転入は別件

婚姻届は戸籍の届出です。住所の届出ではありません。市区町村をまたいで同居する人は、転出と転入(または転居)が別に残ります。順番は 引っ越しでやること です。婚姻届を出した足で転入まで、と案内する自治体はあります。総合案内で「今日出せるもの」を先に聞いておくと安心です。

同じ市区町村の中で住所が変わる人は、転居届です。区をまたぐ東京23区は、転出と転入です。婚姻届の用紙に住所欄があっても、転居の受理とは限りません。窓口の呼び分けを、番号札の前に確認しておくと安心です。

健康保険と年金の号

会社の健康保険に入っている人が、配偶者の被扶養者になる場合は、会社経由が普通です。自分で協会けんぽの窓口に並ぶ話から入ると、順番を間違えます。収入の見方は 社会保険の扶養 に分けてあります。税金の扶養と混ぜないのがおすすめです。

国民健康保険の人は、市区町村です。世帯の人数が変わると保険料が動きます。届出の日数は自治体差があるので、ここでは断定しません。

年金は、第2号の配偶者に扶養される人は第3号、という案内があります。手続は配偶者の勤務先経由です。自分で年金事務所に並ぶ話から入らないのがおすすめです。号の意味は 国民年金と厚生年金 です。相手が第2号でないのに第3号、と自分で決めないのがおすすめです。

年末調整の扶養控除は、また別紙です。扶養控除のチェック を、保険の被扶養者と同じ日に「終わった」にしないのがおすすめです。

銀行・保険・勤務先は、止まる順

銀行・保険・勤務先の名義変更は、戸籍と住民票が揃ってからです。口座の名義、生命保険の契約者と受取人、給与の氏名と振込口座です。止まるものを最上段にしておくと安心です。記念の手続きや、メールの表示名は後回しで足ります。クレジットカードは、引き落とし口座の名義が先、カード面は後、という会社があります。口座だけ先に変えると、途上で家賃の引き落としが落ちることがあります。

生命保険は、受取人が親のまま残ることがあります。契約者の氏名変更と、受取人の変更は別書類です。混ぜて出すと差し戻されます。証券を全部出して、受取人と特約名を一行ずつ確認しておくと安心です。見直しのタイミング に、結婚の週の見方を書いてあります。すぐ解約はしないのがおすすめです。

勤務先は、身上届、社会保険、給与口座、通勤経路です。番号類の出し方は 入社時の身分書類 と同じです。私用メールにマイナンバーを付けないのがおすすめです。旧姓の通称を残す人は、労務に一文もらっておくと安心です。全部変える必要はありません。職場の通称や学会は、旧姓のままでよいことがあります。変えないものは、理由を書いておくとよいでしょう。

旅券の氏名は、航空券と不一致になると出発前に止まります。残存期間と記載事項の変更は別です。リードタイムと繁忙期の見方は パスポート更新のリードタイム です。

よくある詰まり方

  • 式の日を婚姻の日だと思い、届出が残る
  • 氏が変わらないので、保険と年金を見ない
  • 婚姻届と転入を同じ紙で済ませた気になる
  • 戸籍の写しが必要な先に、反映前に並ぶ
  • 銀行を先に回して、新しい住民票が無くて戻る
  • 保険の契約者変更と氏名変更を混ぜて、差し戻される
  • 受取人が親のままの保険を、住所変更だけで終わった気になる
  • 第3号を自分の年金事務所で出そうとする

カレンダーに書くのは、婚姻届の提出日と、戸籍の写しが要る先と、会社の身上届です。この3つが埋まると、残りは後から追えます。まずは婚姻届の提出日をカレンダーに書いてみてください。

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参考・確認先

  • 届出先の市区町村の公式サイト(婚姻届の持ち物・受付。手順の正はここです)
  • 法務省 戸籍(戸籍制度の入口)
  • 日本年金機構(第3号など号の切替の入口)
  • 全国健康保険協会(被扶養者など健康保険の入口)
  • デジタル庁(マイナンバーカードの氏名・券面の入口)
  • 勤務先の人事・労務(身上届、社会保険、給与口座)

よくある質問

Q婚姻届は何日以内に出せばよいですか?

出生届のような「何日以内」はありません。届出が受理された日が、婚姻の日です。式の日と揃える必要はありません。出す場所と持ち物は、本籍地または所在地の市区町村の案内が正です。

Q氏が変わらない人も、届出のあとにやることはありますか?

あります。住民票の続柄、健康保険の被扶養者、年金の号、生命保険の受取人、勤務先の身上届は、氏が同じでも動くことがあります。氏が変わらないから終わった、と決めないほうがよいでしょう。

Q健康保険は役所で変えますか?

会社の健康保険に入っている人は、被扶養者の届出を会社経由で出すのが普通です。国民健康保険の人は市区町村です。保険者の案内が正です。

Q婚姻届を出した日に、免許も銀行も終わりますか?

終わりません。戸籍の反映と、住民票の氏名と、カードや免許の券面は窓口が違います。戸籍の写しが必要な先には、発行できる日を先に聞いてから並びます。